【これで解決!】スイングトレードで利益を上げるための銘柄選び
スイングトレード銘柄の選び方が分からない人「
スイングトレードで利益を上げるための銘柄選びや買いと売りでの売買タイミングが分からない、そして証券会社の選び方やテクニカル分析とスクリーニング方法を知りたい・・・」
このような疑問に対して答えます。
本記事の内容
- 1.スイングトレードで利益を上げるための銘柄選びが分からない
- 2.買いと売りでの売買タイミングが分からない
- 3.証券会社の選び方やテクニカル分析とスクリーニング方法が知りたい
この記事を書いている私はサラリーマンをやりながら日々、自分で銘柄選びをして取引を行い、毎年トータルで勝てるようになったスイングトレード歴8年の兼業トレーダー。
試行錯誤の結果、自分なりの銘柄選びに辿り着いた私が解説します。
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1.スイングトレードで利益を上げるための銘柄選びが分からない
その①:スイングトレードとは
スイングトレードとはどのような手法か?
まず、スイングトレードとはどのようなものかについて説明します。
スイングトレードは、株式を数日から数週間保有しながら、中長期的なトレンドを利用して利益を追求する取引スタイルです。
日足や週足のチャートを使用して、トレンドの方向性や変化を把握し、銘柄を選び、エントリーポイントやエグジットポイントを決定します。
トレード期間
スイングトレードは、1日以内に取引を終えるデイトレードと比較して中長期的なトレードスタイルです。
実際の保有期間は数日から数週間にわたります。
そのため、日中ずっと相場に張り付いて株価の動きを細かく見ている必要はないので、昼間仕事をしているサラリーマンや主婦の方にも取り組むことができるトレードスタイルです。
株価の動きを見て取引する
スイングトレードは、企業の価値や将来性などを考えて資金を投じる投資とは異なり、株価の値動きに資金を投じるトレードのため、銘柄選びの際に企業分析などはしません。
何を見るかと言うと、株価、つまりチャートを見て銘柄選びを行い、売り買いや利益確定、ロスカットの判断をします。
その②:テクニカル分析を活用する
トレンドの確認
スイングトレードの銘柄選びでは、その銘柄がどのようなトレンドにあるのかを確認します。
上昇トレンド、下降トレンド、横ばい(レンジ)トレンドなど、トレンドの方向性を把握します。
チャートパターンの認識
チャート上で形成されているパターン(例: ダブルトップ、ヘッドアンドショルダー、三角持ち合いなど)を認識します。
これらのパターンが形成されている銘柄は、そのパターンが完了した際の動きを予想しやすいです。
テクニカル指標の利用
テクニカル指標(移動平均線、MACD、RSIなど)を使用して、トレンドの強弱や転換点を評価します。
たとえば、短期と長期の移動平均線のクロスオーバーや、RSIが過買い過売り状態になっているかを見てエントリーポイントを特定します。
スイングトレードの銘柄選びの際に使えるテクニカル分析については、以下記事で紹介している書籍がとても秀逸で、これを読むことでしっかりと理解できますので、是非ご覧下さい。
その③:バックテストとデモトレードで検証する
スイングトレードでは、まず自分の売買ルールを作る必要があります。
そこで、バックテストとデモトレードを通じて売買ルールの有効性を評価し、リアルな市場環境で使うことができるかどうか判断します。
バックテスト
バックテストとは、過去の相場データを使用して売買ルールをシミュレートし、その結果を評価するプロセスです。
バックテストにより、そのルールが過去の市場環境でどのような結果となったか知ることができます。
パラメータの設定
戦略のパラメータ(エントリールール、出口ルール、ロスカット、利益確定レベルなど)を設定します。
これにより、さまざまな戦略のバリエーションをテストできます。
バックテストの実行
設定したパラメータを使って売買ルールのバックテストを実行します。
過去のデータに基づいて、トレードがどのように進行したかを詳細に分析します。
バックテストの結果を分析し、勝率、リスクリワード比、最大損失、最大ドローダウン(ルールが機能しない時期の最大損失額)などを確認します。
これによって自身の売買ルールの強みと弱点を特定します。
デモトレード
デモトレードは、実際の市場データを使用しながら、実際のお金を投入せずに売買ルールを試すプロセスです。
デモトレードにより、実際の市場環境でのトレード体験を得ることができます。
売買ルールの適用
バックテストで検証した売買ルールをデモトレードで実際に適用します。
エントリーやエグジットのポイント、ストップロスなどを再現します。
ここでは、最低でも300回はデモトレードを繰り返して下さい。
これくらいの試行回数があると、実戦での結果をある程度予想することができます。
数十回くらいの試行回数では、あまり参考にならなず、実際の相場で取引した時、結果に大きな乖離が出て来てしまうので、300回くらいはデモトレードを行って下さい。
リアルタイムの市場データを使用
デモトレードはリアルタイムの市場データを使用しますが、実際のトレードと完全に同じ環境ではないため、リアルな取引との違いも認識する必要があります。
トレード結果の記録
デモトレードの結果を記録します。
トレードのエントリーと出口、利益や損失、トレードの感想や反省などを記録し、分析に役立てます。
振り返りと改善
デモトレードを通じて戦略の強みや弱点を洗い出し、改善点を見つけます。
デモトレードを繰り返すことで、トレードスキルを向上させることができます。
バックテストとデモトレードの両方を組み合わせて、トレード戦略を評価し改善することで、リアルなトレードでの成功確率を高めることができます。
ただし、バックテストやデモトレードの結果が常に現実と一致するわけではないことに注意してください。
ほとんどの場合、実際の取引の方が結果は悪くなる傾向があります。
2.買いと売りでの売買タイミングが分からない
① 移動平均線を確認する
移動平均線を組み合わせる
買いと売りの売買タイミングを計るためには、まず、選んだ銘柄の短期、中期、長期移動平均線を確認します。
通常、スイングトレードで使用する移動平均線は、短期(例: 5日)と中期(例: 25日)長期(例: 75日)の3つを組み合わせて確認します。
チャートに表示
証券会社のチャート機能を使用して、選んだ銘柄の価格チャートに先ほどの3つの移動平均線を表示します。
おすすめのチャートは、auカブコム証券に口座開設すると無料で使えるkabuステーションです。
これは、非常に見やすくて高機能なので、スイングトレードの銘柄選びの際には重宝します。
クロスオーバーの確認
短期移動平均線と長期移動平均線のクロスオーバー(交差)を確認します。
短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けると「ゴールデンクロス」、下抜けすると「デッドクロス」と呼ばれ、トレンド転換の兆候と見なされることがあります。
その②:トレンドを確認する
スイングトレードの銘柄選びにおけるトレンドの確認は、トレンドの方向性を正確に把握し、エントリーポイントやエグジットポイントを選ぶために非常に重要です。
価格チャートの観察
チャートを見て価格の動きを観察しましょう。
上昇トレンドでは価格が続けて高値を更新し、下降トレンドでは続けて安値を更新します。
移動平均線の使用
短期、中期、長期移動平均線を比較することで、トレンドの方向性を確認できます。
短期が中期を上抜けると上昇トレンド、下抜けると下降トレンドの兆候と見なされることがあります。
トレンドラインの引き方
価格のトレンドを示すトレンドラインを引きます。
上昇トレンドでは、価格の下降に沿ったトレンドラインを引くことができます。
価格がこのラインに沿って上昇しているかを確認します。
次に、高値と安値を比較してトレンドの方向性を判断します。
上昇トレンドでは高値が高くなり、下降トレンドでは安値が低くなる傾向があります。
つまり、上昇トレンドでは買い、下降トレンドでは売りでのエントリーを検討します。
その③:上値抵抗線と下値抵抗線
上値抵抗線と下値抵抗線は、スイングトレードにおいて重要なサポートとレジスタンスのレベルを示すテクニカル指標です。
これらのレベルを確認することで、トレードのエントリーポイントやエグジットポイントを決定する際に役立ちます。
上値抵抗線の確認
上値抵抗線は価格が上昇していく際に価格が上がりづらいライン、つまり価格の節目を示します。
これは一種の天井となるラインです。
上値抵抗線を確認するために、チャート上に過去の高値やピークを結ぶラインを引きます。
そして、そのラインに到達するかどうかのところで株価が何度も跳ね返され、なかなか上抜けできないようになっている場合、これが上値抵抗線と考えられます。
つまり、価格が上値抵抗線に接近すると、上昇が鈍化したり、反発して下がる可能性があります。
価格がこのラインを突破できるかどうかを注視します。
下値抵抗線の確認
下値抵抗線は価格が下降していく際に価格が下がりづらいラインを示します。
これは一種の底となるラインです。
下値抵抗線を確認するためにチャート上に過去の安値や谷を結ぶラインを引きます。
このラインに到達するかどうかのところで株価が何度も跳ね返され、なかなか下抜けない場合、これが下値抵抗線と考えられます。
つまり、価格が下値抵抗線に接近すると、下降が鈍化したり、反発して上がる可能性があります。
価格がこのラインを突破できるかどうかを注視します。
銘柄選びでの活用
上値抵抗線と下値抵抗線は、スイングトレードの銘柄選びにおいて、トレンド転換の兆候や価格の動向を確認するために重要な役割を果たします。
ただし、それだけで銘柄を選ぶのではなく、他のテクニカル指標やパターンと組み合わせて使用することで、より精度の高いトレード判断を行うことができます。
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3.証券会社の選び方やテクニカル分析とスクリーニング方法が知りたい
その①:証券会社の選び方
手数料
スイングトレードを行う際に、手数料が低い証券会社を選ぶことは重要です。
手数料が安いとトレード回数が増えてもコストが抑えられ、利益を最大化しやすくなります。
また、手数料は取引ごとにかかるものと、口座維持費やその他の手数料が含まれる場合があります。
取引手数料のほかにも、スプレッド(買値と売値の差)や約定価格によるコストも考慮しましょう。
PCとスマホ両方で使えること
スイングトレードでは、基本的に昼間株価を見る必要はありません。
基本は帰宅後にPCを見ながらその日のトレードを振り返り、個別銘柄のチャートを見て、自身の売買ルールに従って翌日の注文を入れます。
しかし、時にロスカットや利益確定の注文を間違ってしまうこともあります。
その場合、仕事時間や外出先でもすぐに修正する必要があるので、スマホでも簡単に使える証券会社を選ぶ必要があります。
取引ツール
証券会社を選ぶ際には、取引ツールやプラットフォームの機能性も重要です。
使いやすいチャート、テクニカル指標、ニュースへのアクセスなど、トレードを支援するツールが揃っているか確認しましょう。
スイングトレードで自分で銘柄選びをして実際に勝ち続けている私が実際に使っている証券会社とその理由については以下の記事で紹介していますので、ご覧下さい。
その②:基本的なテクニカル分析
ローソク足
ローソク足は、スイングトレードなどのトレードにおいて広く使用されるテクニカルチャートの一種です。
価格変動を視覚的に表現するための方法であり、株価の始値、終値、高値、安値などを示す特徴的なローソク足の形状を分析することで、市場のトレンドや転換点などを判断するのに
役立ちます。
移動平均線
移動平均線は、一定期間の価格データ(例: 過去25日間の終値)の平均を求めることで作成されます。
この平均価格がチャート上に描かれ、トレンドの方向性や変化を視覚的に表現します。
移動平均線の傾きや位置によって、上昇トレンドや下降トレンドを確認することができます。短期移動平均線と中期移動平均線のクロスオーバーはトレンド転換のサインとされることがあります。
トレンドライン
トレンドラインは、スイングトレードや他のトレードスタイルでも銘柄選びの際に使用される重要なテクニカルツールの1つです。
価格の動向を視覚的に分析するために使用され、トレンドの方向性やサポート・レジスタンスのレベルを示すのに役立ちます。
トレンドラインは、価格チャート上で価格の動きを線で結ぶことによって作成されます。
トレンドが上昇している場合には、価格の低い点(安値)を結び、トレンドが下降している場合には価格の高い点(高値)を結びます。
トレンドラインは一般的に、価格がトレンド方向に沿って動くたびに更新されます。
上昇トレンドラインは、 安値を結んで上方向に引かれるトレンドラインです。
価格がこのラインに沿って上昇している場合、上昇トレンドが続いていると見なされます。
下降トレンドラインは、 高値を結んで下方向に引かれるトレンドラインです。
価格がこのラインに沿って下降している場合、下降トレンドが続いていると見なされます。
トレンドラインはトレンドの方向性を確認するために使用されます。
価格がトレンドラインに沿って上昇している場合は上昇トレンド、下降している場合は下降トレンドと判断できます。
その③:スクリーニング方法
流動性があること
流動性(Liquidity)は、市場で取引される株式がどれだけ簡単に取引可能か、また取引がどれだけ円滑に行われるかを示す指標です。
スイングトレードにおいて流動性は重要な要素であり、取引の実行価格や取引の速さに影響を与える要因です。
流動性が高い市場では多くのトレーダーが取引を行っており、高い取引量あります。
これにより、トレーダーが注文を出した際に速やかに約定が行われる可能性が高まります。
また、流動性が高い市場では、価格の急激な変動が少なく、安定した価格動向が見られることがあります。
流動性の高い市場では、注文が迅速に約定しやすいため、望む価格でトレードが行える可能性が高まります。
これにより、エントリーやエグジットの際の実行価格の改善が期待できます。
スイングトレードでは、エントリーやエグジットのタイミングが重要です。
スイングトレードの銘柄選びの際に流動性の高い株式を選ぶことで、トレードの実行がスムーズに行われるため、トレードプランを実行する上での障害を減少させることができます。
流動性があると言える基準は、1日の売買代金が10億円以上ある銘柄が良いです。
Tick回数
Tick回数とは、トレードや市場の流動性を表す指標の1つです。
ティックは、価格が1つ上がるか下がるかの最小単位の変動を指します。
ティック回数は価格が変動した回数を表し、取引の活発さや市場の流動性を示す指標として使用されることがあります。
このTick回数が1日で最低でも1,000回以上ある銘柄を選べば問題ないと思います。
ボラティリティがあること
スイングトレードの銘柄選びにおいてボラティリティは非常に重要な要素です。
ボラティリティが高い市場環境では価格が急激に変動するため、トレーダーにとってチャンスやリスクが増えることがあります。
ボラティリティの高い市場では、価格が急激に変動することが多いため、価格の動きに対するトレードチャンスが増えます。
価格が大きく動くことで、トレンドがはっきりと現れることもあります。
スイングトレーダーは、価格の大きな変動を利用して短期間で利益を上げることができる可能性があります。
ボラティリティの高い市場では、価格が急激に変動するため、短期間で大きな利益を獲得する可能性があります。
価格変動が大きい場合、比較的少額の資金で大きなリターンを得ることができるチャンスが生まれます。
ただし、同じくらいのリスクもあるため、リスクマネジメントを忘れずに行うことが重要です。
ここまでスイングトレードにおける銘柄選びについて解説してきました。
ただし、注意点としては、銘柄選びをする際にはご自身の売買ルールがあることが前提条件となります。
そのため、まだルールがないという方は、上記を参考にルールを作って頂ければと思います。