ポジション無しの不安
今のような難しい相場だと、トレードしてもなかなか利益が出せず、どうしても様子見が多くなり、結果、ポジションを持たない日が増えます。
そうすると、ポジションを持たないことに対する不安を持つ人がいる。
私も昔は、そうでした。
トレードしていないと、儲けのチャンスを逃しているのではないか?
株式トレーダーとしての成功を志しているのに、ポジションを持っていないのは、トレーダーとして失格ではないか?
こういった不安です。
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そのため、相場がどんな状況でも、とにかくトレードしていました。
そうすると、今のようなトレンドの方向性がはっきりとしない、かつ、ボラティリティの大きい相場では、連敗が続き、どんどん資金を減らして行きました。
20連敗以上したことだって、何度もあります。
これは、本当に辛かった。
それでも、トレードしない不安よりも、損失を出してもトレードしていることで、不安を紛らわせることができていた。
そんなことを繰り返して気付いたこと。
そもそも、何のためにトレードしているのか?
トレードするためにトレードしている?
それとも、トレードで利益を出すため?
もちろん、後者です。
つまり、私にとって、「トレード」という手段が目的化していた。
達成したいことは、利益を出すこと、つまり、資金を増やすことであって、トレードすることではない。
トレードは、あくまでも、資金を増やすための手段にしか過ぎない。
こんな簡単なことに気付くまでに、多くの時間と資金を失いました。
このように、経験して初めて心底理解できることがある。
だから、トレードにおいて、経験を積むことは、非常に大切。
このような背景があるから、私は、現在の難しい相場では、ゆったりと様子見スタンスでいられる。
余計なトレードをしないことで、大切な資金を守れるから。
そして、むしろ、会社でしっかりと仕事して、残業もやって、成績を上げ、残業代を稼いでいる。
今の自分にとって、資金を増やす手段は、トレードに限ってはいないから、何でもいい。
そのような考えと行動に至った結果、勝ち組トレーダーの仲間入りできた。
つまり、難しい相場で、下手に手を出して火傷しないこと。
言い換えると、余計なトレードをして損失を増やさないことが、資金を守り、増やすことにつながるということです。
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