Written by リーマントレーダーK

スイングトレードで勝てないと悩んでいる人の共通点【具体的解決策あり】

スイングトレード

スイングトレードで勝てないと悩んでいる人「スイングトレードで勝てなくて悩んでいて、しかも、仕事が忙しくて日中トレードに専念できない。銘柄選びや買いのルールが決まっておらず、高値掴みして損失を重ねてしまう・・・」

このような疑問に対して答えます。

本記事の内容

  • 1.スイングトレードで勝てないと悩んでいる人の共通点
  • 2.仕事や家事が忙しくて日中トレードに専念できない状況の解決策
  • 3.銘柄選びや買いのルールが決まっておらず、高値掴みして損失を重ねないためには?

この記事を書いている私はサラリーマンでスイングトレード歴は8年。最初の3年間は全く勝てず、資産を減らし続けましたが、それでも諦めずに自分なりに考え、学習し、検証を続けた結果、その後は年間トータルでプラスの利益を出し続けています。

勝てなかった時代を乗り越え、利益を出し続けられるようになった私が解説していきます。

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スイングトレードで勝てないと悩んでいる人の共通点

その①:自分のルールが決まっていない

自分のルールとは?

スイングトレードは、数日から数週間で売買を完結させるトレードスタイルとなりますが、何となく取引しているだけでは絶対に勝てるようにはなりません。

勝てない人の共通点としてまず挙げられることは、自分のルールが決まっていないということです。

自分のルールというのは、いつどれくらい買うか、もしくはいつどれくらい売るか、さらにはいつロスカットするのか、そして、いつ利益確定するかという自分なりの規律のことです。

これが決まっていないと、テレビ、雑誌、SNSなどで誰かがおすすめしていたとか、チャートを見たら上がっていたとか、そういう理由で買ったり、売ったりしてしまいます。

また、ロスカットしなければならないのに、また株価が戻すのではないかと期待を持って、そのままポジションを持ち続ける、いわゆる「塩漬け」にしてしまうようなことになります。

もし思惑通りに株価が動いても、いつ利益確定して良いのか分からず、せっかく乗った含み益が惜しくなり、小さな利益で決済してしまいます。

そうなると、利益は小さく、損失は大きくなってしまい、トータルでは大きなマイナスとなり、資産をどんどん減らすようになります。

こういうことをしてしまうと、勝っても負けてもその理由が分からず、改善もできないため、永遠にスイングトレードで勝てない状態に陥ってしまいます。

まずは、どんな簡単なものでも良いので、自分なりのルールを作ることから始める必要があります。

テクニカル分析も複雑なものを使う必要はありません。

複雑だから勝てるわけではないので、ローソク足、MACD、RSI、移動平均エンベロープ、ストキャスティクスなど、自分で使いやすいと思うものを使って下さい。

そして、必要に応じて、グランビルの法則、酒田罫線法、エリオット波動などと組み合わせるのも良いでしょう。

いずれにしても、自分でしっかりと勉強し、調べた上で分かりやすいものを使ってルールを作ると良いかと思います。

そして、ルールが出来たら最低でも300回はそのルールでシミュレーションを繰り返して下さい。

途中でルールを変えることは絶対にしないで下さい。
そうなると統計を取っている意味がなくなります。

そして、シミュレーションをしてプラスの結果が出たら、実際にそのルールで取引をして下さい。

作ったルールを守らない

自分なりのルールを作ったとしても、それを守らないというのもスイングトレードで勝てない人に見られる共通点の1つとなります。

ルールを守れなくなる大きな理由は、そのルールに自信を持てないことです。

自信を持つためには、しっかりと時間をかけてシミュレーションを行うことです。

私は自分のルールを作るまでに100時間以上シミュレーションを繰り返しましたが、それだけやって結果がプラスだったので、自分のルールに絶対の自信を持っています。

ルールを破るということは、百戦錬磨のプロがひしめき合う、生き馬の目を抜く厳しい戦場である株式相場で、何の羅針盤もなく闇雲に進むようなものなので、そんなことは危なくて絶対にできません。

つまり、これは本当に本当に大切なことなのですが、自分が心底納得するまで検証した上でルールを作るということです。

これを面倒くさいと言ってやらないと、いつまで経ってもスイングトレードで勝てないのです。

株式トレードにおいて楽な道などありません。
想像以上に厳しい茨の道です。

まず、最初の数年間は負けるのが当たり前だと思って下さい。

そんな厳しい世界に入っていくのに準備をしないなど言語道断。

まず勝つ前に大切なステップは、どんな相場状況でも生き残れるようになることです。

そのためには、どんなものであっても自分のルールを徹底的に守り抜かなければなりません。

そして、他人が作ったルールをそのまま使うことはしないで下さい。

根拠の分からないルールを使っても、途中で負けた時に自信がなくなり、結果ルールを守れなくなるからです。

情報に振り回される

現代は、テレビや本だけでなく、インターネットやSNS、Youtubeなどで様々な情報が掲載されています。

初心者が勉強目的で様々な情報を見ると、何が正しいのか分からなくなり、それらの情報に振り回されることになります。

酷いケースでは、甘い言葉に惑わされて詐欺に引っかかってしまうことにもなりかねません。

株式相場において万人に共通する絶対的な正しい答えなどありません。

そんなものを探しても無駄です。

だから、トレードで勝てるようになりたいなら、答えを外に求めてはいけません。

そもそも、株式相場では自分以外は全員が敵です。

頼れるのは自分だけ。
誰も助けてくれないのです。

だから、人のやり方に委ねるということは、自分で責任を取らないということであり、自分で責任を取れない者に勝てるトレーダーへの道は開けません。

その②:仕事や家事が忙しくて日中トレードに専念できない状況の解決策

いつ時間を捻出するか?

そもそも最初から専業トレーダーになって勝てる者などまずいません。

みんな最初は昼間は働いていたり、家事をやったりして、空いた時間でトレードを行う兼業トレーダーです。

だから、最初からトレードに好きなだけ時間を充てられるような人はいません。

そのため、まずは自分の生活の中でどこの時間をトレードに充てられるかを考えなければなりません。

サラリーマントレーダーの場合、帰宅後の時間をトレードに充てることが一般的です。

帰宅して家族と食事を取って、それから入浴し、寝る前の2~3時間を充てるのが良いでしょう。

例えば、22:00~24:00、もしくは23:00~1:00などです。

これを習慣化して下さい。

まずは3日間継続し、次は3週間、そして3ヶ月と3の倍数を目標に習慣化していくと、だんだんと習慣化されてきます。

捻出した時間で何をするのか?

この時間を使ってできることは様々です。

初心者の場合は、本を読んで学習し、自分でルールを作って下さい。

ルールが出来た方は、過去のチャートを使ってシミュレーションをして下さい。

過去に遡って、チャートから自分ルールでエントリーできる銘柄を選び、エントリーの日付と価格、株数、そして、思惑通りに株価が動いたら、ルールに基づいて利益確定。その時の日付と価格、株数、手数料を記録し、株価が思惑と反した場合は、いつ、どれくらいいくらでロスカットとなったか記録を付けて行きます。

これを最低でも300回ほど繰り返し、結果がプラスであれば、実際の株式相場で取引します。

結果がマイナスだったら、記録を見返してルールを改善し、また同じことを繰り返して下さい。

これだけでも数ヶ月~半年ほど掛かりますが、やるだけの価値は十分あります。

自分ルールでシミュレーションをして結果がプラスで、すでにトレードをしている人は、その日の売買の結果を売買記録に付け、そのルールに照らし合わせて翌日仕掛ける銘柄を選びます。

銘柄を見ると言っても、売買代金の多い順から300~500銘柄のチャートをチェックします。

そして、単に銘柄のチャート見るだけでなく、自分ルールと照らし合わせてスクリーニングし、銘柄を絞り込んで行くので、それなりに時間が掛かります。

そして、最終的に仕掛けるものについては証券会社のHPで注文を出します。

主に、こういったことを日々やることになります。

やる気が出ない時はどうするか?

まずはやる気の有無に関わらず、時間が来たらPCの前に座ってチャートを開きます。

これをすると、自然とチャートに焦点が当たるので、シミュレーションをするにせよ、翌日仕掛ける銘柄を選ぶにせよ、まずは1銘柄見て下さい。

それができると、2つ、3つと見て行けるようになります。

大切なことは、時間を決めたら、その時間にPCの前に座ってチャートを開くということです。

やる気があろうがなかろうが、とにかく1銘柄から見て行く。

そして、重要なことはあとどれくらい時間が掛かるかとか、余計なことは考えず、「今ここ」に集中し、やるべきことを1つずつこなしていくのみ。

雑念よりも「今ここ」に焦点を当てるということは、マインドフルネスにも通じます。

そのため、まずはマインドフルネスから始めるのも良いでしょう。

その③:銘柄選びや買いのルールが決まっておらず、高値掴みして損失を重ねないためには?

ルールなしに取引しない

これは先述の通り、いきなり取引をするようなことは絶対にせず、まずは本などで最低限の知識を得た上で自分ルールを作り、そこから作ったルールを用いて最低300回はデモ取引で検証し、結果がプラスになるまで同じことを繰り返します。

数ヶ月~半年ほど掛かるかも知れませんが、このステップは絶対に飛ばさないで下さい。

どれだけ時間が掛かろうとも期待値がプラスのルールを手に入れたなら、スイングトレードで勝てない状態を脱するための最初の大きな一歩であり、トレーダーとして大きな武器を手にしたことになります。

感情で取引しない

銘柄が急騰して、このまま見ていたら利益を手にできずに置いて行かれてしまうのではと焦ったり、損失を確定させたくないからと、本来ロスカットするはずの価格でロスカットするのを見送ったり、含み益がなくなることを恐れて少ない利益でも決済してしまうようなことは絶対にNGです。

そもそもルールを破った時点で勝てる見込みは一気になくなり、待っているのは株式相場からの退場です。

だから、もしカッとなったり、冷静さを保てないような場合は、取引しないで下さい。

感情的なトレードで上手く行くことはまずありません。

トレードは規律を守ることが最も重要であり、感情的になることは規律を守ることとは対極に位置します。

こういったメンタル状態もトレードには大きく影響するので、自分が感情的にならないようにする、もしくは感情的になった時はトレードしないように工夫することが必要です。

感情的なトレードをしないための最も効果的な方法は、とにかくルールの検証をすること。

これが一番です。

忙しい日常で帰宅してから、もしくは休みの日の時間を使って何か月もかけて期待値プラスのルールを作り上げると、それを破る気にはなれません。

そして、その検証の過程で、上手く行く時も全然ルールが機能しない時期も経験しているため、感情的になってルールにないことをすると、それまでの検証が全くの無駄になってしまうことを心底理解しています。

苦労して学んだことは、そう簡単には手放せないものです。

買いだけでなく空売りもやる

初心者がトレードを始めると、買いでのみ取引をしようとして、空売りをしない傾向があります。

その大きな理由としては、「買いは家まで売りは命まで」でという相場格言があるからです。

買いの場合、いくら下がったとしても株価が0円になるまでが下げの限界のため、投入した資金を全て失うことが最大の損失となります。

しかし、空売りの場合、株価が上昇するのはどこまでという天井がないため、損失の可能性は無限大となり、買いでは家を失うリスクがあるが、空売りの場合は、命まで失ってしまうほどリスクが大きいという意味です。

そのため、買いに比べて売りは怖いものだと思われているのが原因です。

しかし、ロスカットさえきちんとできれば、買いも売りも同じです。

むしろ、売りでも仕掛けられると、株価が上昇している時は買いで利益を出すことができ、株価が下落している時は売りでも利益を出すことができます。

つまり、空売りもすることで、利益を出す機会が増えるのです。

そして、空売りができると、売りから仕掛ける目線が自然と身に付くため、株価が連日高値を更新している時、そろそろ天井ではないか、売りで仕掛けるトレーダーが出てくるのではないかという目線で株価を見ることができるようになります。

そうなると、高値掴みをしないわけではありませんが、より慎重に株価を見ることができるようになるので、株価が暴騰している銘柄を見ても置いて行かれないように焦って手を出すようなことはなくなります。

ここまで説明してきたことを実行すれば、すぐにスイングトレードで勝てない状態から脱却できるわけではないですが、大きく負けて株式相場から撤退するようなことにはなりません。

そして、生き残ってさえいれば、いずれ勝てるようになります。

そこまで辿り着くには非常に厳しく長い道のりですが、そもそも株式トレードで楽に勝てるようになることなど無理なので、それを覚悟して日々やるべきことを着実にこなして行きましょう。

なお、スイングトレードを始めるにあたり、おすすめの証券会社については、以下の記事を参考にして下さい。

【プロも使って納得】スイングトレードに向いているおすすめの証券会社