Written by リーマントレーダーK

【全公開】スイングトレード銘柄選びのスクリーニング条件はこれだ!

スイングトレード

スイングトレード銘柄選びのスクリーニング条件を知りたい人「スイングトレード銘柄選びのスクリーニング条件を知りたい。でも、そもそもスクリーニングって必要なのかな?自分で銘柄が選べるようになりたい・・・」

このような疑問に対して答えます。

本記事の内容

  • 1.スイングトレード銘柄選びのスクリーニング条件を知りたい
  • 2.そもそもスクリーニングって必要なの?
  • 3.自分で銘柄が選べるようになりたい

この記事を書いている私は現役の会社員で、帰宅後にスイングトレード銘柄のスクリーニングをして取引を繰り返し、毎年勝ち続けているスイングトレード歴8年のトレーダーです。自分で銘柄を選んで勝てるようになった私が解説します。

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1.スイングトレード銘柄選びのスクリーニング条件を知りたい

その①:マーケットの方向性を確認する

上昇トレンド

スイングトレードで銘柄のスクリーニングをする条件の1つとして、マーケットの方向性、つまりトレンドを把握することが重要です。

上昇トレンドかどうかを見分けるためには、チャート上で移動平均線を確認します。

上昇トレンドの銘柄を探すにはどうすれば良いかと言うと、パソコンの画面でチャートを2種類表示させます。

それは、週足と日足の2つです。

基本的にスイングトレードで勝つためには、日足だけでなくより長期の時間軸である週足も同時に確認することによって、トレンドの把握が正確になります。

そのため、よくトレーダーの部屋の写真などを見ると、複数の外付けディスプレイが置いてありますが、最低でも1つは持っていた方が良いです。

週足と日足を同時に表示するには22インチ以上の外付けディスプレイがおすすめです。

チャートはauカブコム証券に口座開設すると無料で使えるkabuステーションが見やすくて高機能なので、おすすめです。

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そして、週足、日足共に上昇トレンドのチャートを描いている銘柄をスクリーニングして探していきます。

個別銘柄で上昇トレンドだと判断するためには、まず時間軸の長い方、つまり週足から確認していきます。

週足で過去1.5~2年くらいが見えるようにチャートを調整してディスプレイに表示します。

そして、そのチャート上に移動平均線を3本表示します。

通常の設定だと、13週、26週、52週が表示されるはずです。

そのチャートを見た時に過去1.5~2年で右肩上がりになっているかどうか確認します。

右肩上がりになっていた場合、次に移動平均線の並びが短期のものから上から順に13週線、26週線、52週線と並んでいることを確認します。

次に日足を見ていきます。

日足で過去半年分くらいが見えるようにチャートを表示し、次に移動平均線を3本表示します。

日足は通常、5日、25日、75日が設定されていると思います。

まずはチャートが過去半年間で右肩上がりになっているかどうかを確認します。

次に日足の移動平均線を見ます。

日足の移動平均線は、上から順に5日線、25日線、75日線と並んでいることを確認します。

週足、日足共に上記のようなチャートと移動平均線の並びになっていることが確認出来たら上昇トレンドと判断して良いかと思います。

下降トレンド

スイングトレードの銘柄スクリーニング条件としては、上昇トレンドの時に買いで仕掛けて利益を出すだけでなく、下降トレンドの際には空売りで仕掛けることで利益が出せる
ことが重要です。

すると、上昇トレンド、下降トレンドの両方で資産を増やすことができるようになります。

下降トレンドの銘柄を探すのは、上昇トレンドの時の手順と同様、週足と日足の両方のチャートを表示します。

そして、その両方のチャートが右肩下がりになっている銘柄を探していきます。

下降トレンドの場合も、週足で過去1.5~2年くらいが見えるようにチャートを調整して表示し、次に移動平均線を表示します。

そして、過去1.5~2年で右肩下がりのチャートを描いている銘柄を見つけます。

次に移動平均線の並びが長期のものから上から順に52週、26週、13週と並んでいることを確認します。

次に日足を見て、過去半年分くらいが見えるようにチャートを表示し、次に移動平均線を3本表示します。

まずはチャートが過去半年間で右肩下がりになっていることを確認します。

次に移動平均線を見ます。

日足の移動平均線は、上から順に75日線、25日線、5日線と並んでいるかどうかを確認します。

週足、日足共に上記のようなチャートと移動平均線の並びになっているなら下降トレンドと判断し、あとはご自身の売買ルールに基づいて売り注文を入れて下さい。

レンジ(横ばい)

最後は、レンジ(横ばい)の状態も見分けなければなりません。

このレンジの状態は、株価が中途半端に上がったり下がったりを繰り返すため、利益を出すことが非常に困難です。

そもそも利益を出すためには値幅がないとならないのですが、それがない状態なので、このレンジ相場は、スイングトレードにおける銘柄スクリーニングでは避けなければならない条件となります。

その見分け方としては、上記の上昇トレンドの条件にも下降トレンドの条件にも当てはまらないものです。

銘柄スクリーニング時にレンジ状態のものを選んではなりません。

その②:テクニカル分析を使用する

チャートパターン

スイングトレードのスクリーニング条件におけるチャートパターンとは、チャート上で視覚的に確認できる一連の価格の動きのパターンを指します。

これらのパターンは、過去の価格動向から未来の動向を予測する助けとなることがあります。

代表的なものとしては、まず、ダブルトップとダブルボトムというものがあり、ダブルトップは、価格が2回同じレベルで上昇し、その後下降する形成パターンです。

逆に、ダブルボトムは価格が2回同じレベルで下落し、その後上昇する形成パターンです。

これらはトレンドの反転を示唆していると言われます。

次は、ヘッドアンドショルダーです。

ヘッドアンドショルダーもトレンドの反転を示唆する形成パターンです。

ピーク(ヘッド)と両側の山(ショルダー)から成り立ち、ネックラインと呼ばれるラインを下抜けることで反転が起こる可能性があります。

そして、三角持ち合いです。

これは、価格が上昇または下降するトレンドの中で、価格が収束する形で描かれるパターンです。

上昇と下降の三角持ち合いがあり、どちらも価格の反転を示唆することがあります。

これらは一部の代表的なチャートパターンですが、実際にはさまざまなパターンが存在します。

これらのパターンを用いて、価格の動向やトレンドの転換を予測することができます。

トレンドライン

トレンドラインは、スイングトレードや他のトレーディングスタイルにおいても銘柄スクリーニングの際に使用される重要なテクニカル指標の一つです。

トレンドラインは価格チャート上に描かれる直線で、価格のトレンドの方向や強さを視覚的に示す役割を果たします。

トレンドラインは主に上昇と下降の2つのタイプがあります。

上昇トレンドラインは、価格の下降をつなぐ直線で、価格が上昇トレンドにあることを示します。

描かれる際には、価格の安値を2つ以上結んで直線を引きます。

価格がこのトレンドラインに近づく度に反発する場合、上昇トレンドが続いている可能性があります。

下降トレンドラインは、価格の上昇をつなぐ直線で、価格が下降トレンドにあることを示します。

価格の高値を2つ以上結んで直線を引きます。

価格がこのトレンドラインに接近するたびに反落する場合、下降トレンドが続いている可能性があります。

トレンドラインは、トレンドの方向や強さを判断するだけでなく、サポートとレジスタンスの役割も果たします。

価格がトレンドラインに接触すると、そのレベルで反発する可能性が高く、サポートやレジスタンスの役割を果たすことがあります。

トレンドラインの描き方や解釈は、一般的なガイドラインがありますが、個別のチャートや銘柄によって微妙に異なる場合もあります。

トレンドラインを使用する際には、複数の価格ポイントを結んで描くこと、ラインの角度や傾きを注意深く観察することが重要です。

トレンドラインを他のテクニカル指標と組み合わせて使うことで、より確かなトレンド判断ができるでしょう。

移動平均線

移動平均線は、スイングトレードにおいて銘柄選びやトレンドの確認に役立つ重要なテクニカル指標の一つです。

移動平均線は価格の平均的な動きを示し、トレンドや価格の方向性を分析するのに役立ちます。

移動平均線には単純移動平均線と指数移動平均線の2種類があります。

単純移動平均線 (SMA)は、指定された期間の価格を合計して期間で割ることで算出される移動平均線です。

過去の価格データの影響を均等に受けるため、長期と短期のトレンドを把握するのに適しています。

指数移動平均線 (EMA)は、最新の価格により高い重みを置き、過去の価格に対する影響が減少するように計算される移動平均線です。

短期的なトレンド変動に追従する特徴があります。

単純移動平均線と指数移動平均線のどちらを使えば良いかという疑問を抱くことがありますが、答えとしてはどちらを使っても良いです。

ただし、どちらか1つに決めて下さい。

移動平均線を使った銘柄スクリーニングにおいては、トレンドの方向性を確認できます。

価格が移動平均線より上にある場合、上昇トレンドが続いている可能性が高く、逆に価格が移動平均線より下にある場合は下降トレンドが続いている可能性があります。

次に移動平均線が交差した時の形で、ゴールデンクロスとデッドクロスがあります。

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜ける現象を指し、上昇トレンドの開始を示すことがあります。

デッドクロスはその逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜ける現象で、下降トレンドの始まりを示すことがあります。

また、移動平均線はサポートやレジスタンスとしても機能することがあります。

価格が移動平均線に接触すると、そのレベルで反発する可能性があります。

移動平均線を銘柄スクリーニングの際に組み込む際には、短期移動平均線と長期移動平均線の組み合わせや、価格の相対的な位置などを検討することが重要です。

ただし、単独で使うのではなく、他のテクニカル指標と組み合わせてトレード判断を行うことが推奨されます。

その③:流動性を確認する

流動性とは?

流動性(Liquidity)とは、市場で銘柄がどれだけスムーズに取引され、価格が劇的に変動することなく取引されるかを示す指標です。

スイングトレードを行う際に流動性の高い銘柄を選ぶことは重要です。

流動性の高い銘柄は、注文の執行が容易であり、スプレッド(買値と売値の差)が小さいため、トレーダーが取引する際に不利な条件を避けるのに役立ちます。

流動性が低い銘柄は、注文を大量に出すことで価格が急激に変動することがあるため、トレードのリスクが高まることがあります。

そのため、流動性を考慮して銘柄を選ぶことは、トレードの成功に影響を与える重要な要素です。

売買代金を確認する

流動性を確認する方法としては、1日の取引量が基準となります。

その銘柄の1日における取引量が大きいほど、流動性が高いと言えます。

取引量を見るには、売買代金を確認して下さい

1日にどれだけの売買代金があるか分かるとその銘柄の流動性が十分あるかどうかを判断することができます。

売買代金の基準

スイングトレードで銘柄をスクリーニングして絞り込む際、どれだけの売買代金があると良いのかと言うと、それは1日に最低でも10億円以上あるような銘柄です。

これくらいの売買代金があれば、自分が買いたい時に買えて売りたい時に売ることができます。

2.そもそもスクリーニングって必要なの?

その①:スクリーニングをする理由

銘柄の選択肢を絞り込む

株式相場には数多くの銘柄が存在しますが、当然ながらスイングトレードにおいて全ての銘柄が利益を上げるチャンスを提供してくれるわけではありません。

スクリーニングによって、トレーダーは自身の売買戦略や売買ルールに合致する銘柄を見つけるための選択肢を絞り込むことができます

トレードチャンスを特定

スクリーニングは、特定の条件や基準を満たす銘柄を特定するための手段です。

価格パターン、テクニカル指標などを用いて、トレードのチャンスを見つけることができます。

リスクを管理する

スクリーニングを通じて、リスク管理のしやすい銘柄を選ぶことができます

リスク許容度に合った銘柄を選ぶことで、トレードの失敗や損失を最小限に抑えることができます。

これができないと、たった1回のトレードで大きな損失を出して、相場から退場せざるを得ないような大ダメージを被ってしまうことにもなりかねません。

ご自身のスキルや資金量に合わせてどれだけのリスクを許容できるか考え、それに合うような銘柄をスクリーニングで絞り込んで行きます。

その②:スクリーニングのやり方

トレードスタイルの定義

まず、自身のトレードスタイルや売買戦略を明確にします。

スイングトレードの場合、トレードの期間や利益目標、リスク許容度などを考慮して決めましょう。

条件の設定

選ぶ銘柄に関する条件を設定します。

例えば、ローソク足、移動平均線の並び、トレンドライン、MACDやRSIなどのテクニカル指標などを使用して条件を決定します。

リスク管理

選んだ銘柄に対するリスクについて考慮します。

ロスカットの設定やリスク許容度に合わせた資金配分などを検討します。

つまり、1回のトレードでどれだけの損失を出しても良いかを考えます。

スイングトレードでは、ロスカットが20回続くようなことも珍しくありません。

いくら銘柄をスクリーニングしても、トレードをやればやるほど負けが続く時期のことをドローダウン時期と言います。

これはどんなルールにも必ず訪れるものです。

なので、もしあなたが20連敗しても退場しなくても済むような資金を1回のトレードに配分することが大切です。

その③:売買ルールを作る

リスクリワード比の設定

トレードする際には、エントリーする価格からロスカットまでのリスクと、エントリー価格から利益を確定するまでの想定リターンを考慮したリスクリワード比を設定します。

目安としては、リスクリワード比が 1 : 3 以上となるように設定することをお勧めします。

これにより、利益の機会を最大化し、損失を最小限に抑えることができます。

これを損小利大と言って、スイングトレードで勝つためには最低限必要なルール作りの基準となります。

ロスカットの設定

トレードする際には、損失を最小限に抑えるためにロスカットを設定します。

テクニカル分析や価格パターンを基に、価格の変動幅やサポート・レジスタンスレベルを考慮してロスカットを設定しましょう。

リスクリワード比に応じてロスカットの位置を調整することも重要です。

利益確定の設定

利益確定のポイントも重要です。

一定の利益が出たら部分的に利益確定したり、想定方向に株価が動いたら、ロスカットの位置を少しずつ株価と同じ方向に動かしてリスクを抑えていくトレイリング・ストップを使用することで、ポジションを保有しつつ利益を確保することができます。

また、トレンドが進行するにつれて利益確定の目標を上方修正するという戦略もあります。

資金管理

どれだけの資金を一つのトレードに割り当てるか、ポジションのサイズを検討します。

このポジションサイジングはリスクマネジメントの一環であり、一つのトレードでの損失が資金全体の範囲内に収まるようにするための重要な要素です。

感情のコントロール

トレード中に感情的になると、判断を歪める原因となります。

感情的な判断からくるエラーを避けるために、トレード計画に基づいて冷静な判断を行うことが重要です。

トレードを行う前にエントリーとエグジットの基準を決め、計画通りにトレードを実行することが大切です。

バックテストとデモトレード

売買ルールを設定したら、バックテストやデモトレードを行って売買ルールの効果を検証します。

過去のデータや仮想トレードを通じて、設定したルールがどのように機能するかを評価し、修正や調整を行います。

バックテストとデモトレードを合わせて、同じルールで最低でも300トレードは繰り返して下さい。

これくらいの試行回数がないと、実際の相場でそのルールを実行した時と大きな乖離が出てしまうため、必ずこれくらいの回数はこなして下さい。

売買記録を付ける

トレードを行った際には、売買記録を付けることが重要です。

エントリーやエグジット、リスクリワード比、感情の変化などを記録し、後で振り返ることでトレードの改善点や成功パターンを洗い出すことができます。

損小利大の原則を守るためには、計画的なトレードが必要です。

どんな状況においても売買ルールを厳守し、冷静な判断を保つことが成功への道です。

初心者でこれからスイングトレードを始める方は、まずこの売買ルール作りから始めて下さい。

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3.自分で銘柄が選べるようになりたい

その①:テクニカル分析を組み合わせる

テクニカル分析の種類

テクニカル分析には、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表、パラボリック、エンベロープ、RSI、ストキャスティクス、サイコロジカルライン、移動平均線乖離率
など様々なものがあります。

しかし、スイングトレードの銘柄スクリーニング時に、これを使えば絶対勝てるというものがあるわけではありません。

どれを使っても勝てるようになります。

そこで大切なのは、自分が得意なテクニカル分析を見つけることです。

テクニカル分析の組み合わせる際のコツ

1つではなく、2つ、もしくは3つほど組み合わせるとより正確にチャートを分析できるようになるので、おすすめです。

ただし、5つも6つも組み合わせると、複雑になり、そもそもエントリーサインがほとんど出なかったり、そのサインを見出すのが難しくなって、一貫したトレードができなくなってしまいます。

まずは得意なテクニカル分析を見つけて、ルールを作る必要があります。

テクニカル分析を選択する

どのようにしてテクニカル分析を選択すればよいか、もしくは、そもそもテクニカル分析がよく分からないという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、まずはテクニカル分析について基本的な知識を身に着け、そこから自身の売買ルールを作ることが必須です。

スイングトレードの銘柄スクリーニングの際に使えるテクニカル分析やルール作りについては、以下の書籍が非常に分かりやすくて役に立つので、これらを読んでおくと、有利なルールを作れるようになると思います。

【完全保存版】初心者から中級者まで参考になるスイングトレード本3選

その②:実際の相場で試す

売買ルールを実戦で用いる

デモトレードやバックテストで最低300回の試行回数を経て作り上げたルールが、最終的にプラスの利益を出すことができたら合格です。

ようやく、そのルールを実際の相場で実践することができます。

実際の相場に入る前のルール作りで3ヶ月~半年ほどかかってしまうこともあります。

しかし、初心者のほとんどが半年以内に資金をなくして相場から退場していくのは、この売買ルール作りのための検証作業をしないからです。

検証と実践の乖離

実際に相場に入って検証したルールでトレードしても、検証時とはどうしても差異が発生してしまいます。

しかし、これも自然なことです。

ほとんどの場合、実際の相場の方が結果は悪くなります。

実際の相場でも最低300トレードは繰り返してみて下さい。

それでプラスの利益を出すことができたら素晴らしいです。

あとはそのルールに則ってトレードを繰り返して行けば資産はどんどん増えて行きます。

ルールを守る

ルールを守って少しずつ資産が増えて行っても、人間には欲があるので、短期間で大きく儲けている人の情報を見聞きすると、それに影響されて、自分ももっと儲けたいと思うかも知れません。

しかし、勝ち続けている人は、短期間に大金を儲けるのではなく、自分のペースで着実に資産を積み上げている人です。

なので、そういう情報によって影響を受けて感情的になり、ルールを守らなくなるようなことは絶対に避けて下さい。

ルールを守ることが必要だといくら頭で分かっていてもロスカットを躊躇したり、利食いが早かったり、資金管理を無視して信用取引を使って大きな賭けに出てしまうなど、分かっていてもできないことがあります。

ルールを守るというのは口で言うのは簡単ですが、実際の相場では様々な誘惑があり、非常に難しいことでもあります。

しかし、ルールを守らないトレーダーには退場の道しかありませんので、これは何が何でも守るようにして下さい。

その③:継続的な学習と改善

ルールは永続的なものではない

苦労の末、売買ルールを作っても、自分の知識や経験が増えてくると、チャートや相場の見方も熟練してきて、銘柄スクリーニング時に以前は気付かなかったサインを見出すことができるようになってきます。

すると、自分のルールの改善点も自然と見えてきます。

改善の方法

ルールの改善点が見つかっても、それをすぐに相場で試してはいけません

また再度デモトレードとバックテストで合計300回以上の試行回数を経て検証して下さい。

それで実際にプラスの利益を出すことができたなら、新しいルールを実際の相場で試すことができます。

こうやって改善を繰り返していくことで、利益を大きく出せるようになっていきます。

これがトレーダーとしての成長となります。

何があっても生き残る

スイングトレードで自分なりにスクリーニングして銘柄を選べるようになるためには、努力と継続的な学習が欠かせません。

トレードスキルを向上させる過程で失敗や成功を通じて学び、自身のトレードスタイルを確立していくことが重要です。

だからこそ、何があっても相場で生き残っていく必要があるのです。

相場から退場してしまったら、資金を失くすことはもちろんですが、精神的なダメージも相当なものになるため、そこからまた相場に戻ってくることは本当に難しいです。

周囲からも反対され、強く止められることでしょう。

スイングトレードでは、いくら銘柄のスクリーニングをしても百戦百勝することは不可能です。

100回トレードして30回も勝てれば良い方です。

私の勝率は28%程度です。

しかし、それでも先述した損小利大のルールを用いているため、年間トータルでは毎年勝っています。

つまり、スクリーニングが完璧である必要はありません

それよりもしっかりとルールを守ってロスカットを実行し、資金を守ってトレードを繰り返すことが大切です。

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