【永久保存】スイングトレードで稼ぐコツを知りたい【実証済みの10個】
スイングトレードやりたい人「スイングトレードで稼ぐコツを知りたい。でも、昼間サラリーマンをやりながらでもできるのかな?稼げるようにはなりたいけど、失敗して大金を失わないか不安・・・」
こういった疑問に対し、全て完全無料で答えて行きます。
本記事の内容
- 1.スイングトレードで稼ぐためのコツと基本知識
- 2.昼間サラリーマンをしていても稼げる理由
- 3.失敗して大金を失わないための資金管理方法
この記事を書いている私はサラリーマンでスイングトレード歴は8年。
ここ数年は年間トータルでプラスの利益を出しています。
相場で生き残り続け、実際に利益を出している現役サラリーマンでスイングトレーダーの私が、スイングトレードで稼ぐためのコツについて詳しく説明します。
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1.スイングトレードで稼ぐためのコツと基本知識
その①:買いと空売りの両方で仕掛ける
買いでエントリーする際の注意点とは?
まず大前提として、スイングトレードは株取引を始めてから決済するまでに数日から数週間というスパンで行う売買手法のこと。
ここでは、株のスイングトレードについてのみ説明しており、それ以外のデイトレや長期投資などについては対象外となるので注意すること。
では、スイングトレードで初心者が買いで仕掛ける場合、基本的には株価の動く方向「トレンド」を見て、それが上昇トレンドであることを確認してから仕掛けるのが無難です。
上昇トレンドであるかどうか確認する方法は、まずチャートでローソク足と移動平均線の両方を表示します。
ローソク足では週足を見て、過去1.5~2年の株価が上昇していることを確認します。
次に、移動平均線の13週線、26週線、39週線を表示し、これら3つの移動平均線が上から13週線、26週線、39週線の順番で並んでいることを確認。
そして、ローソク足の日足を見て、移動平均線は5日線、25日線、60日線を表示し、これら3つの移動平均線が上から5日線、25日線、60日線の順番で並んでいることを確認します。
ここまで確認できれば、上昇トレンドと考えて良いです。
そのため、常にチャートは日足と週足を同時に表示させておくと便利です。
ちなみに、PCで表示するチャートは、auカブコム証券の「kabuステーション」が最も見やすく高機能で便利なのでおすすめです。
これは、auカブコム証券に口座開設すれば誰でも無料で使えますので、是非ご活用下さい。
先ほどのトレンドに従って取引する「順張り」に対して、「逆張り」というトレンドに逆らって取引する方法もありますが、これについては、ある程度の経験を積んでからの方が良いです。
なぜなら、経験が少ないうちに逆張りをしても、買ったところから、さらに下落してロスカットになることが多く、利益を上げるどころか損失ばかりが増える可能性が高いからです。
「落ちてくるナイフはつかむな」という相場格言がありますが、これは、株価が下落している時に買うのは落ちてくるナイフをつかむようなもので、柄をうまくつかむのは難しく、ほとんどの場合、刃の部分をつかんで怪我をしてしまいます。
だから、ナイフが床に落ちた後、つまり株価が底をついたことを確認してから買うべきであるいう意味です。
ちなみに、私はトレンドに沿った順張りが得意で、この方法で実際に利益を上げています。
順張り手法は大きく稼いでいるプロのトレーダーも実際に採用している手法であり、特に初心者にはお勧めの手法です。
これもスイングトレードで稼ぐための1つのコツです。
空売りもするべき理由は?
株価は上昇するだけでなく、当然のことながら下落もします。
さらには横ばい状態の時もあります。
上昇しているときは買いで稼ぐことができますが、下落している時は買いで仕掛けても損失が出てしまいます。
相場全体が下落している時に何とか買いで利益を出そうとして様々な銘柄にエントリーしても、ほとんどの場合ロスカットとなり、損失が膨らんでいくのみ。
そんな時でも稼ぐためには、空売りが必要不可欠。
空売りというのは、別名信用売りとも呼ばれ、実際には持っていない株を証券会社から借り、それを相場で売って、後日買い戻すことで借りた株を返却し、その差益を狙う方法です。
つまり、高く売って安く買い戻すことができれば利益が生まれます。
しかし、逆に売った価格よりも高い価格で買い戻す場合は損失となります。
初心者は空売りはやらない方が良いと言われ、敬遠されることが多いですが、空売りをやらないと下落時に利益を出すことができません。
相場格言にも「買いは家まで売りは命まで」とあり、空売りは恐ろしいものと言われることがあります。
それは、買いの場合は、買った売買代金全てを失うのが最大損失となるのに対し、売りでは証拠金取引で実際には持っていない株を取引しているため、損失は値上がりした分の全てとなり、
無限大になるからです。
例えば、ある銘柄を20万円で買った時の最大損失は、その株価が何らかの理由で0円になってしまう時であり、最大損失額は20万円。
しかし、空売りの場合、ある銘柄を20万円で空売りし、その後株価が上昇して、30万円、40万円、50万円、そして100万円ともなると、その上昇分の全てが損失となってしまいます。
そして、この上昇はどこまで行くか分からないので、損失は天井なしの無限大と言えます。
しかし、そんな恐ろしいと言われる空売りも、買いと同じように損失を限定するコツがあります。
それは、後ほど説明するロスカット(損切り)です。
ロスカットをしっかりとすれば買いも売りも同じリスクとなり、恐れることはありません。
初心者がなぜ空売りを恐れるのか、その最大の理由は損失を確定させたくないという理由で、ロスカットせずに株価が戻ることを信じて持ち続ける「塩漬け」が原因です。
そのため、ロスカットをしっかり実行して下さい。
このコツを押さえてトレードすることで、上昇相場だけでなく下落相場においても空売りで利益を出すことができるようになります。
稼ぐために欠かせないもう1つの戦略とは?
買いと売り(空売り)の2つができればスイングトレードで勝てるかというと、相場はそんなに甘くはありません。
相場は誰から見ても分かるような、はっきりとした上昇もしくは下降トレンドにあることは稀です。
相場は日々上昇と下落を繰り返しているため、初心者は今この瞬間、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかすぐに見分けることは難しいことがほとんどです。
そして、相場には上昇、下落ともう1つの状態が存在します。
それが横ばい。
横ばいとは、株価の動きが小さいまま推移している状態のこと。
この状態では、買っても売っても上手く利益を出せず、仕掛けるたびにロスカットとなり、損失ばかりが膨らむ厳しい状況となります。
買っても売ってもうまく行きません。
こういう時はどうするか?
それは様子見。
つまり、取引せずに相場を監視するのみです。
この横ばい状態の相場では、何もしないことで、さらに損失が膨らんでしまうことを回避します。
これも非常に大切な相場戦略であり、スイングトレードで勝つためのコツの1つ。
ロスカットがある一定回数続くようであれば、一旦様子見とすることで余計な損失を出さずに済みます。
その②:エントリーする価格を決める
いくらで買うか、もしくは売るかを決める
銘柄を選定したら、次にいくらで買うのか、もしくはいくらで売るのかを決めます。
そして自分の売買ルールに従って証券会社に注文を出します。
証券会社への注文方法はどうするか?
買い価格、もしくは売り価格が決まったら証券会社に注文を出しますが、この時、決めた価格で約定するように指値注文を使うのが良いです。
成行注文の場合、株価が前日終値よりも大幅に高い価格で始値を付けたり、大幅に安く始値を付けた時に、想定以上に高く買うことになったり、安く売ることになってしまうからです。
指値注文とは?
指値注文とは、いくらで買うか、もしくはいくらで売るか、希望の価格を指定して注文する方法です。
例えば、前日高値2,000を超えて来たら買いたいと考えた場合、2,001円で指値注文を出しておくと、その価格になった時に約定します。
しかし、その価格まで到達しなければ注文は実行しません。
また、株価が前日終値から大幅に高くなった時、例えば終値が1,980円だったのに、当日の始まり値が2,050円だった時なども注文は実行されません。
そのため、高く始まって、その後さらに上昇した時に、注文が実行されず、せっかく狙っていた銘柄にも関わらず、その上昇に乗って利益を出せなくてがっかりすることもあります。
しかし、相場ではそんなことは何度も繰り返されるので、そこでチャンスをつかめなかったことには固執せずに気持ちを切り替えることが大切です。
その③:ロスカットする価格を決める
・ロスカットとは?
・なぜロスカットできなくなるのか?
ロスカットとは?
買ったら売ることで売買が完結し、売ったら買い戻すことで売買は完結します。
しかし、狙った通りに株価が動くとは限りません。
買ったら、その後株価は下落してしまったり、売ったら、その後株価は反転して上昇してしまうこともよくあります。
そんな時に絶対必要なのがロスカット(損切り)。
思惑と反対方向に株価が動いた時は、必ずロスカットを実行します。
これができないと相場で勝つことは絶対にできません。
勝っているトレーダーは、躊躇なくロスカットができる。
これが勝つために必要な絶対条件の1つです。
なぜロスカットできなくなるのか?
含み損が増えて行くのを見るのは辛く苦しいため、せめて株価が買った時もしくは売った時と同じ価格に戻って、せめてプラスマイナスゼロになって欲しいという気持ちは分かります。
しかし、株価が元に戻るかどうかなんて誰にも分かりませんし、もう二度と戻らない可能性もあります。
そんな淡い期待にすがっていつまでも手放せずに持っていると、含み損はどんどん膨らんでいくのみ。
そして、最終的には膨らみ過ぎて精神的に限界まで追い詰められてロスカットし、資金を失って相場から退場ということにもなりかねません。
そのため、エントリーする前にいくらでロスカットするかも事前に決めておき、その価格になったら躊躇なくロスカットすることを徹底します。
初心者の頃は損失額が-2~5%の間でロスカットするようにした方が良いです。
それ以上の幅を見ると、損失額が大きくなりすぎて、精神的に耐えられなくなってしまいます。
慣れるまではロスカットはできるだけ小さく、こまめに実行することをお勧めします。
ロスカットは必要経費なので、それを躊躇していては利益を得ることはできません。
これもスイングトレードで押さえておくべき重要なコツの1つです。
その④:目標価格を決める
目標価格とは?
目標価格とは、買いであれば、いくらまで株価が上がったら決済するか、売りであれば、いくらまで株価が下がったら決済するかいうという価格のことです。
目標価格の決め方
目標価格は、自身のこれまでの取引を振り返り、どれくらいの利益が現実的なのか考え、ロスカットした際の損失額(リスク)に比べ、3倍以上の利益(リターン)が得られるように設定すると良いです。
そのため、エントリーする前に、このリスクとリターンを比較し、リターンがリスクの3倍以上となるようであればエントリーします。
逆に、リスクとリターンが同程度、もしくはリスクの方が上回るようであればその取引は見送ります。
例えば、エントリー価格が2,000円でロスカット価格が1,940円、目標価格が2,200円とした場合、ロスカットした時の損失額がマイナス60円に対し、目標価格に到達した時の利益は200円。
これは利益の200円が損失額60円の3倍以上のためエントリー可能。
逆に、エントリー価格が2,000円でロスカット価格が1,800円、目標価格が2,200円とした場合、損失額がマイナス200円、利益も200円でリスクとリターンが同程度なので、この取引にはメリットがなく見送るべきです。
目標価格に達しない時は?
目標価格に達しない時、どれだけ含み益が乗っていても利食い、つまり利益確定をしてはなりません。
基本的には、エントリー後は目標価格に達するか、ロスカットになるかの二択。
含み益欲しさに目標価格以外で決済すると、中途半端で利食いする悪い癖がついて、トレードで勝てるようにはなりません。
これをすると、少ない利益での利益確定、そしてロスカットだけルール通りとなり、損失額の方が利益よりも大きくなり、どんどん資金を減らし、結果的に相場で生き残ることはできず、退場せざるを得なくなってしまいます。
スイングトレードは負けの方が多いのが当たり前。
つまり、損失となるの回数は多くても、1回あたりの損失はできるだけ小さく抑え、たまに勝つ時は、できるだけ大きく利益を取ることが大切。
そのため勝率は低くて全く問題ありません。
それよりも、勝ち負けをトータルした時にプラスの利益となっていることが重要。
実際、私の勝率は27.7%ですが、これでもトータルではきちんと勝っています。
その⑤:同じルールで検証を繰り返す
売買ルールとは?
売買ルールというのは、エントリーのタイミング、目標価格、ロスカット価格、ポジションのサイズと資金管理について自分なりに決めたルールのことです。
トレードに関するテクニカル分析には、ローソク足、移動平均線、グランビルの法則、MACD、RSI、ストキャスティクス、ボリンジャーバンド、エリオット波動・・・と様々なものがありますが、基本的にどれを使っても良いです。
これは自分にとって使いやすいものを2〜3個見つけて、それらを組み合わせるのがおすすめです。
ただし、あまり多く使用すると混乱してエントリーできなくなったりするので、やめた方が良いです。
なお、テクニカル分析について詳しくなっても、それで勝てるようになるわけではありません。
そのため、使用するテクニカル分析は簡単なものでも全く問題ないです。
そして、選択したテクニカル分析を元に、どのタイミングでエントリーするか、そして目標価格とロスカット価格、さらにはどれくらいの資金量で取引するかを決めます。
これが自分の売買ルールとなります。
勝てるルールの作り方
自分のルールが決まったら、いきなりトレードを実践するのではなく、デモトレードやバックテストを繰り返し、そのルールで利益が上がるかどうかを検証します。
その際、上手く行かなくても絶対に途中でルールを変えてはなりません。
これがスイングトレードのルール作りで本当に大切なコツです。
なぜならある程度の試行回数がないと、本当にそのルールが機能するのかどうか分からないからです。
たまたまその時だけうまく行かなかっただけという可能性もある。
どれくらいの検証が必要か?
ある程度の検証が必要と言っても、どれくらい検証する必要があるかと言うと、最低でも200~300回ほど。
これくらいの試行回数があってはじめて、そのルールが機能するかどうか判断することができます。
なぜなら、少ない試行回数では、自分のルールが機能する時期と機能しない時期の両方を検証することができないからです。
たった10回の検証の場合、たまたまその時期が自分のルールが機能する時期であれば、10回中7回勝てることもあります。
逆に自分のルールが機能しない時期だった場合、10回全て負けることになります。
そのため、少ない試行回数では、そのルールの優位性について判断することはできません。
私のルールの勝率は27%ほどですが、10回中2回もしくは3回勝てるというわけではありません。
ルールが機能しない時期では18回連続でロスカットになったこともあり、逆にルールが機能する時期では10連勝したこともあります。
だからこそ、最低でも200~300回の試行回数があると、その中でルールが機能する時期も機能しない時期も検証でき、そこで初めてそのルールの優位性が分かります。
また、検証することなしにいきなり実戦でやることをお勧めしない理由は、これだけの回数をやって結果がマイナスだと、トレード資金を減らしたことによる精神的なダメージが大きく、それ以上トレードを続けられなくなってしまう可能性があるからです。
例えば300トレードやるとすると、1ヶ月で25トレードやる必要があります。
週にすると6~7トレード。
実際にやってみると分かりますがが、スイングトレードで最初からこれだけの回数エントリーするのはなかなか難しいです。
それで1年もかかり、結果がマイナスだった時は大きなショックを受けて挫折してしまうことが容易に想像できます。
どうしてもすぐに実践で始めたいという場合は、全て失っても構わないくらいの資金量でやって下さい。
ただ、最初は資金を全て失ってしまう可能性が非常に高いため、実際にエントリーするだけでなく、同時にデモトレードも行うことで、できる限りリスクを抑えながら試行回数を増やして検証することも可能です。
その⑥:売買記録を付ける
売買記録とは?
売買記録と言うのは、トレードのエントリーから約定までを記録したもののことです。
勝つトレーダーになるためには、トレードをするたびに売買記録を付け、定期的に振り返ることが必要となります。
これをすることで自分の癖などが分かり、また、ルールを改善するための元にもなります。
売買記録は自分がトレーダーとして成長するために必須なのです。
自分がルール通りのトレードができたかどうか、もしくはルールを破ったとしたら、なぜそのようなことをしてしまったのかが分かり、成長の糧となります。
つまり、売買記録はトレーダーとして絶対必要なものの1つとなのです。
売買記録の付け方
いつどのタイミングでいくらで、どれくらいのポジションサイズでエントリーしたか、エントリーした時の根拠は何か、目標価格とロスカット価格は、結果はどうだったか、
ルール通りのトレードができたかどうか、また自分の感情の動きはどうだったかなどを記録しておきます。
スイングトレードでは、1日に数銘柄エントリーすることもありますが、それらのトレードについてしっかりと記録します。
手書きでノートに書いても良いですし、Excelなどに記録しても良いです。
とにかく自分がやりやすい方法で売買記録を付けて行って下さい。
売買記録はどのように活用するか?
定期的に過去のトレードを振り返ることで、そこから様々な学びを得ることができます。
本や有料の教材を購入したり、高額な塾に入るよりも多くの学びがあり、トレーダーとして成長するためには絶対的に必要なものとなります。
自分の癖や性格、ルールの優位性や勝率、連敗数など様々なことが分かってくるため、これが自分にとって何よりもの教材となるのです。
この売買記録を付けないと絶対に成長できません。
なんとなくエントリーして結果がプラスであれマイナスであれ、それが記録として残っていないと、人の記憶はどんどん失われていきます。
トレーダーとしては、結果がどうあれ1回1回のトレードを無駄にしてはいけません。
そういう意味でもきちんと売買記録をつけ、それを振り返ることで、想像以上の学びが得られるのです。
これは実際に売買記録を付け、ある程度の記録が貯まった時に実感できることは間違いありません。
これもスイングトレードにおける重要なコツです。
その⑦:余計な情報に振り回されない
雑誌やテレビの情報
雑誌やテレビを見ていると、そこで取り上げられている銘柄などがありますが、それを鵜吞みにしてはいけません。
それを見て、そのままエントリーして勝てるほど株の世界は甘くないです。
もしそういった記事やテレビを見て、感情が高ぶってエントリーしたくなるようであれば、そういったものは見ないことをお勧めします。
特にそれらのメディアで取り上げられるのは投資目線、つまり、長期目線でのものがほとんどなので、我々のように数日から数週間で売買するスイングトレーダーにとっては、そもそも何の参考にもなりません。
SNSの罠
次に初心者が陥りやすいのはSNSで情報を取って、それらを鵜吞みにして大損してしまうケース。
これも本当に多いです。
X(Twitter)などで有名な方をフォローして、その方がお勧めしたり、手掛けている銘柄にエントリーしても、ほとんどの場合上手く行きません。
その人が悪いわけではなく、それはあくまでもその人のルールでは、その銘柄が当てはまるというわけで、他の人が銘柄だけ見てもエントリーの根拠も分からなければ、目標価格、ロスカット価格も分かりません。
そんなものに安易に仕掛けると、高値掴みをしてしまったり、ロスカット価格が分からず、含み損が増えすぎて損切りできなくなり、大損するなど酷いことになります。
こういった失敗事例ついては、X(Twitter)などでは良く目にします。
そして、銘柄をお勧めした人を責めたりしても何の意味もありません。
トレードは全て自己責任であり、誰が薦めようが、結局その銘柄を手掛けるかどうかの最終判断を下すのは自分以外の何者でもないのです。
だからこそ、何の根拠もない、もしくは自分で考えた根拠でないものに仕掛けるということは、自分ではない他の誰かを妄信することであり、自分のトレードに責任を取らないことにもなります。
だから、どれほど稼いでいる有名人でも、その人がお勧めした銘柄を手掛けるのは止めて下さい。
もし万が一上手く行った場合、またその人のお勧め銘柄を手掛けることが繰り返され、自分で根拠を考えて銘柄を選定するスキルを身に着けることを放棄し、結果として、いずれ大きく負けて退場することになってしまいます。
こういったケースは日々繰り返されており、多くの人が頭では分かっていても、一度は通る道でもあります。
しかし、これは何度も言うが絶対にやらないで下さい。
高額塾や商材
インターネットでは、様々なトレードに関する塾や商材が出回っています。
そのセールスレターを読むと、あまりに魅力的でついつい手を出してしまいがち。
しかし、そういう塾に入ったり商材を買ったから、勝てるトレーダーになれるわけではありません。
これは肝に銘じておいて下さい。
何を選択したとしても、まずは学んだやり方を自分なりにしっかりと検証し、そこから自分の性格やライフスタイルにカスタマイズして行かないと、決してうまく行くことはありません。
自分で考えて検証する。
これもスイングトレードで勝つための非常に重要なコツです。
この生き馬の目を抜く厳しい株の世界で絶対的な答えなどないし、未来の株価を正確に予想し続けられる者などいないのです。
たとえ「億トレ」と言われるような、トレードで億万長者になった人がいたとしても、明日急に巨額の損失を出していなくなってしまうなんてことはザラにあります。
だから、どんなに良さそうに見える塾や商材でも、そこに絶対的な答えがあるわけではないことを肝に銘じておくことです。
正直、ここで書かれていることさえ押さえておけば、大金をはたいて塾に入ったり、商材を買わなくても、大損して退場するようなことにはなりません。
2.昼間サラリーマンをしていても稼げる理由
結論としては、サラリーマンをしていてもスイングトレードで稼ぐことは十分にできます。
なぜなら、スイングトレードの時間軸は数日から数週間のため、デイトレのように1日中相場を見ている必要はないからです。
実際、私も現役サラリーマンで、仕事も非常に忙しく昼間ずっと株価を見ている余裕などありません。
そのため、昼間は仕事をして、夜帰宅して家族と夕食を取りながら会話して、入浴し、家族が寝静まる頃から1~2時間をスイングトレードに当てています。
そのため、時間は前後することもあるが、平日の22:00~24:00くらいがトレードの時間となります。
この時間帯でやっていることは、当日の売買記録を付けながら、その日のトレード結果を振り返り、各種相場観測指標と個別銘柄のチャートを見て銘柄を選定します。
そして、仕掛ける銘柄については、逆指値を使ってエントリーとロスカット価格を設定。
これをすることで、自動的にエントリーとロスカットができるので、昼間仕事をしていて株価を見ることができなくても、仕掛けや損切りが可能となります。
これらの一連の作業には、大体2時間くらいかかります。
余裕があれば、上記に加え、トレードに関する本を読んだり、動画を見たりして学習します。
あとは土日などの休日に身体を動かしたり、家族と出かけたりした後の空いている時にまとめて時間を取り、そこで過去の売買記録を振り返ったり、自分ルールの検証をしたり、翌週の売買戦略を立てたりします。
これがスイングトレードの時間を捻出するためのコツです。
私は、これを2014年にトレードを始めてからずっと継続し、相場で生き残って来ました。
それでも最初の3年間は負け続け、途中大損したことも度々ありました。
なので、私は決してトレードの才能があるとは思いません。
しかし、上手くいかず、どんなに悔しくて辛くて、相場や売買記録から目を背けたくなったり、トレードをやめたくなっても、何とか自分を奮い立たせて売買記録を振り返って反省し、自分ルールを検証し、改善して来ました。
その結果、今では自分ルールの勝率は27%程度ですが、毎年トータルすると、プラスの利益を出すことができるようになりました。
しかし、そうは言っても、サラリーマンをしていると、
「仕事を終えて夜帰宅して、それから疲れた身体で毎日トレードに 十分な時間を掛けれるかどうか不安だ・・・」
と考える方もいると思います。
しかし、これは問題ありません。
なぜなら、新しいことを始める時は誰でも不安がありますが、それを繰り返していくと、トレードの時間を取ることが日常、つまり当たり前となります。
習慣化されたものは、日々やらないと気持ち悪くなるため、忙しくても継続できます。
これは学習でも筋トレでも同じことです。
何もしなければダラダラとお酒を飲んでテレビやYoutubeの動画を見て終わってしまう時間をトレードの時間に変える。
私も最初はダラけてしまい、トレードができない日もあったが、それでもやはり人生を変えたい、トレードで成功したいという強い気持ちがあったため、サボる日があってもだんだんと習慣化されてきました。
そして、そんな日々を数年にわたり積み重ねて行った結果、プラスの利益が出るようになり、だんだんと資産を増やしていけるようになったのです。
こんな平凡な私でもトレードで結果を出せるようになったので、ここで再度繰り返して強調しますが、サラリーマンでもスイングトレードで稼げるようになるのは十分可能です。
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3.失敗して大金を失わないための資金管理方法
その①:資産を守るための資金管理
たった1回のトレードで破産するケースとは?
トレードをするにあたって、まず覚えておかなければならないのは、たった1回のトレードでも全ての資産をなくしてしまう可能性があるということです。
例えば、これから株価が上昇すると確信して資金の全てをつぎ込んでその銘柄を買うとします。
しかし、その企業の不祥事や外部環境の悪化など想定外の出来事により、株価が大暴落した場合、大切な資金を一気に失ってしまいます。
すると、それ以上トレードを続けることは不可能となります。
つまり、たった1回のトレードでも相場から退場せざるを得ない結果となり得るのです。
一時的にいくら大金を稼いでも、このようにして一気に退場に追い込まれるトレーダーもいます。
時間をかけて破産するケースとは?
1回のトレードで全てを失ってしまうようなことにならないためには、当然ながら限界までポジションを建てないことです。
しかし、それでもなお、破産しないというわけではありません。
次に備えておかなければならないのは、自分のルールが全く機能しない時期です。
相場環境は変わり続けており、自分のルールがうまく機能してトレードすればするほど稼げる時期もあれば、その逆でいくらやってもロスカットばかりで資産を減らし続ける時期もあります。
こういう自分のルールが機能せず立て続けに資産を減らす時期のことをドローダウン時期と言います。
この時、何とか失った資金を取り戻そうとしてポジションを建て続けると、結果的に破産することになりかねません。
つまり、自分の資産を守るためには、1回のトレードでの破産とドローダウン時期における破産の両方のケースを回避することが必要なのです。
1回のトレードにおける適正なポジションサイズとは?
では、1回のトレードでどれだけのポジションを建てるのが適正か?
それは、1回のトレードで総資金の2%を失わないくらいのポジションサイズにすることです。
例えば、総資金が100万円であれば1回のトレードで2万円以上失わないようにします。
これはスイングトレードで生き残るための大切なコツです。
これを頭に置いてロスカット価格も決めれば、相場で生き残れる可能性が大幅に高まります。
その②:資産を増やすための資金管理
守りを固めた上でやるべきこととは?
守りを固めた上で、次に考えるべきことがあります。
それは、トレードにおけるそもそもの目的、つまり資産を増やすということです。
自分のルールが確立されても、資金を失うことを過度に恐れ、臆病になり、月に1回しかトレードしないのでは、とても資産を大きく増やすことなどできません。
そのルールの優位性を生かすためには、トレード回数を増やして優位性を実現させ、その結果として資産を増やしていくことです。
私の勝率は27%程度だが、キリ良く30%だったとして、月に1回しかトレードしないと、12ヶ月連続で負けることも十分考えられます。
これではせっかくの優位性あるルールも意味がありません。
しかし、月に20トレードほど行うことができれば、年に合計240回のトレードができることになり、その間にルールが機能する時期も機能しない時期も経験し、結果として優位性が実現され、資産を増やすことができるようになります。
私は、実際、そのようにして資産を増やしているため、これは実体験をベースにした紛れもない事実です。
つまり、月にわずか数回程度のトレードでは、ルールの優位性は実現されず、資産を増やすことはできないため、ある程度のトレード回数が必要があるということです。
ドローダウン時期のトレード回数は?
自分のルールがうまく機能しないドローダウン時期にトレードしてもやればやるほど損失を重ねてしまいます。
こういう時期の対処方法としては、ドローダウン時期はトレード回数を抑えることにより損失を抑えるのが良いです。
では、回数を抑えると言っても、どれくらい抑えるべきかについては、まず過去の売買記録を元に、連続で最大どれだけの回数負けることがあるかを振り返ります。
そして、ドローダウン時期の平均の負けトレード回数を割り出します。
これが分かると、例えば、連続で5回以上負ける時はドローダウン時期であり、それ以上に負けが続くことが多いなどが分かります。
その場合、5連敗したらしばらくトレードをしない様子見期間にすると、さらなる損失を重ねてしまうのを防ぐことができます。
ルールがうまく機能している時期の注意点
最後にルールがうまく機能している時に陥ってしまう罠があります。
それは、勝ちトレードが続くからと言って、気が大きくなり、ついついポジションサイズをいつもより大きくしてしまうことです。
もちろん、ルールが機能している時期はそれで問題ないことの方が多いのですが、全ての資金のみならず、さらに信用枠まで使って全力でトレードすると、万が一、思惑と反対方向に株価が動いた時に大きな損失を出してしまうことになります。
そうなると、せっかく積み上げてきた利益を棒に振ってしまうことになります。
それを防ぐためのコツとしては、トレード1回あたりのポジションサイズを守りながら、トレード回数を増やしていくことです。
つまり、まずは適正なポジションサイズを守り、ドローダウン時期にはトレード回数を減らし、ルールが機能する時期にはトレード回数を増やす。
そのようにして、リスクを減らしながらチャンスを生かして資産を増やして行きます。
まとめ
ここまでに株のスイングトレードで勝つために必要な基本的情報と重要なコツについて書いてきました。
しかし、トレードはこれを読んですぐに勝てるようになるほど簡単なものではありません。
大切なことは、これを実践し、月日を重ねて自分で検証して優位性ある売買ルールを確立し、そして、そのルールに従って売買を繰り返して資産を増やしていくことです。
これは書くと簡単だが、どれほど難しいかは、実践すれば身に染みて分かってきます。
つまり、トレードでやることは簡単なのですが、それを実行し、継続できるようになるまでには、本当に長く困難な道のりが待ち受けています。
株で絶対に勝てるようになる方法などありません。
そして、未来の相場や株価を読むこともできません。
だから、我々がトレードで勝てるようになるためにすべきことは、ここに書かれたスイングトレードのコツを参考にしながら自分のルールを作り、あとはそれに従って淡々とトレードを繰り返し、売買記録を付けながらより優位性あるものに改善して行くことのみです。
スイングトレードを始めるにあたっては、日々の取引で使用する証券会社選びも非常に重要なので、こちらの記事を読んで参考にして下さい。
こちらの記事では、相場で長年生き残っているサラリーマントレーダーの私の経験から、これまで様々な証券会社を使ってきて、現在最もお勧めできるものを3つご紹介しています。
ここに書かれたことを思い出し、忘れないようにするためには、私が相場で生き残るためのコツについて日々投稿しているX(Twitter)の情報が役立つと思いますので、是非参考にして下さい。
✅トレードで最も重要なのは生き残ること。
億単位を稼ごうが、巨額の損失を出して退場しては意味がない。相場は先が読めない世界。明日爆益を得るかも知れないが、大損する可能性もある。だからこそ長く生き残れるような優位性があって無難なルールを作り、それをひたすら守って行くしかない。— リーマントレーダーK (@Biz_Trader_K) March 30, 2022
それではまた。